白鶴「まる」発売以前の日本酒と言えば、特級酒・一級酒と呼ばれていたものが主流でした。白鶴では1981年(昭和56年)に冷酒のパイオニア的な商品として「白鶴生貯蔵酒」を全国に発売し、“冷やして楽しむ”日本酒の飲み方を提案。このスタイルが徐々に浸透し始めていました。ちょうどその頃、二級酒の人気も高まりはじめ、新しい容器“紙パック”の人気も高揚。各メーカーから新しい容器と中身の商品が続々と発売されました。
そうした状況の中、従来にはなかったアルコール度数が若干低いマイルドタイプで、取り扱いに便利な紙パックの新しい日本酒の開発を目指し、生まれたのが白鶴「まる」なのです。 試行錯誤を重ね、当社が独自に研究開発した麹(こうじ)に「まる」の酒質に適した理想の麹を発見。 1984年(昭和59年)の秋、ついに商品化が実現しました。
発売以来、皆様に愛され続けて「まる」も25周年を迎えることができました。
これからも末永く「まる」をよろしくお願いいたします。
「まる」というシンプルでインパクトのあるネーミングは、新商品の検討における数多くのディスカッションにおいて生まれました。ところが、最初の社内プレゼンでは「こんなわけの分からん名前はダメだ!」と却下。当時、商品には清酒、あるいは酒質に関連したネーミングが当たり前だったのです。中身の良さを端的に表現でき、かつ覚えやすい。「これ以上のネーミング案はない!」という意気込みで再度プレゼンを実施。ようやく採用となったのが「まる」なのです。
パッケージは、店頭で他社と明確に差別化されること、ハレのイメージをアピールしたいことから、当時サケパックではまったく使用されていなかった「赤地」に白を基調とし、力強く墨色で「まる」をデザインしたものが採用され、現在に至っています。